高齢者とのコミュニケーションについて
毎度様です。
日常生活の中で、高齢者の方がトンチンカンなことをまじめな顔で話されると、周囲の人は何もかもりかいできなくなったとような錯覚に陥ります。 しかしそれは大変な間違いでコミュニケーションはとれていることが多いのです。
確かに内容の理解は低下していても、言葉の中に含まれている高齢者の尊重、好感、いたわりの有無については非常に敏感に、むしろ普通の人以上に感じとっておられるのです。
軽度の症状として、都合の悪いことは人のせいにする、都合のよいことだけ覚えている、電話や来来客時にほぼ正常に対応はできるがその場限りで伝言はできない、会話が少なくなってきたなどがあります。次の段階としてその場限りの対応はできる、電話では会話ができないなどがあります。
これらの軽度の時は、高齢者の感受性もより敏感といえますので対応の仕方次第でコミュニケーションに限らず問題行動全般に影響を与えます。コミュニケーション障害が最も重症になると問い掛けに反応がない、意味不明の発語が出現するようになります。
高齢者の老化現象による聴力の低下は、高い音が聞こえにくくなる高音性難聴が多く、若い女性の高い小さな声がもっとも苦手です。ところが丁寧に話そうとすると、どうしても声は高くなりますので、痴呆症状の有無にかかわらず意識的に低い声を出し、はっきりと分かりやすく話すように習慣づけたいものです。
また、高齢者に接していると、普通に呼んだのに聞こえなく、悪口は全部聞こえるということを経験されるでしょう。
悪口は低いささやき声、すなわち低音は聞き取りやすい良い例です。 いじわるや勝手で聞こえたり聞こえなかったりしているのではなく、誰にでも出現する老化現象の一種によるものです。高齢者一人ひとりに応じた声の質、大きさ、理解度、視力、趣味、興味、などを十分に考え見下さない目線に注意し、笑顔で接するとコミュニケーションはとれないと思っていた人も、意外に反応が帰ってくることがあります。
毎日作って毎日配る、それが私たちの約束です。
株式会社花鳥風月